ニューズレター

2014年

2014年11月06日
「シンガポール国際調停センター(SIMC)及びシンガポール国際商事裁判所(SICC)にかかる最新動向」
国際紛争解決ニューズレターVol. 5

添付ファイル:国際紛争解決ニューズレターvol.5.pdf

 現在、シンガポールにおいては、シンガポール国際仲裁センター(Singapore International Arbitration Centre。略称「SIAC」)を補完する機関として、シンガポール国際調停センター(Singapore International Mediation Centre。略称「SIMC」)及び国際商事裁判所(Singapore International Commercial Court。略称「SICC」)を設立する試みが進められています。
 SIMCは、シンガポールにおいて、国際調停事件を取り扱う専門機関です。SIMCは、SIACと密接に連携をすることにより、調停手続と仲裁手続を混在させたArb-Med-Arb Protocolと称する独自の手続を推奨しており、2014年11月5日に本格的に運用を開始しました。 他方、SICCは、シンガポールにおいて、国際的な商事紛争を取り扱う国際裁判所です。SICCには、控訴あるいは、第三者の強制的な手続参加等、国際仲裁には見られない特徴があり、アジアの法曹実務家からは大きな注目を集めています。SICCは現在、2015年前半の始動が予定されていますが、2014年11月4日、その設立のための改正法案が、シンガポール議会の第二読会(Second Reading)を通過しました。
 本ニューズレターにおいては、SIMC及びSICCにかかる最新情報をご提供します。

著者等: 児玉 実史 、松下 外
業務分野: 国際法務争訟